今回は資金計画を立てる時に役に立つ6つの係数を紹介します。
自分のライフプランを計算する時に役に立ちます。
その6つの係数とはこちら
終価係数
現価係数
減債基金係数
資本回収係数
年金終価係数
年金現価係数
それぞれの使い方はこちら
終価係数
現在の元本を複利運用すると、最終的にいくらになるかを計算する。
【例】100万円を年利2%で5年間複利運用した場合の元利合計はいくらか。
100万円×(1+0.02)^5=100×1.104(終価係数)=110.4万円
現価係数
複利運用しながら目標額にするためには現在いくら必要かを計算する。
【例】年利2%で5年間複利運用して100万円にするための元本はいくらか。
100万円×(1/(1+0.02)^5)=100×0.906(現価係数)=90.6万円
減債基金係数
目標額を達するために必要な毎月の積立金額を計算する。
【例】年利2%で5年間複利運用して100万円にするために毎年いくらの積立金はいくらか。
100万円×(0.02/(1+0.02)^5-1)=100×0.192(減債基金係数)=19.2万円
資本回収係数
現在の元本を複利運用しながら取り崩す場合の毎年の受取額を計算する。
【例】100万円を年利2%で複利運用して5年間で取り崩すとき、毎年受け取れる年金はいくらか。
100万円×(0.02/1-(1+0.02)^-5)=100×0.212(資本回収係数)=21.2万円
年金終価係数
毎年の積立金を複利運用していくと、最終的にいくらになるかを計算する。
【例】毎年100万円積み立てて年利2%で5年間複利運用した場合の元利合計はいくらか。
100万円×((1+0.02)^5-1/0.02)=100×5.204(年金終価係数)=520.4万円
年金現価係数
目標額の年金を受け取るためには現在いくら必要かを計算する。
【例】年利2%で複利運用して5年間にわたって年金を100万円ずつ受け取りたいときに必要な元金はいくらか。
100万円×(1-(1+0.02)^-5/0.02)=100×4.713(年金現価係数)=471.3万円
どういった計算をすると今後のお金を見通すことができるのか、ライフプランを考えるうえでは大事ですね。