アーシの毎日インプット

毎日1つ以上学習する。学習した内容を公開する。を目標に自分のスキルアップを目指します。

QC検定1級問題:054

スポンサードリンク

9月のQC検定1級の試験に向け、2013年・2014年の過去問を中古で買ってきましたので、それらの文章題を読み物にしています。

 

----------

※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2014年・秋

問13

企業においては、市場および組織内での品質トラブルを予防し、もし起こったときにはこれを速やかに解決することが大切である。一方、経営戦略上、企業の長期的な発展を図るには、新製品開発を積極的に継続して行い、顧客にとっての新しい価値を創造し、顧客の満足を得ると同時に、その価値の対価として利益を確保し、結果として社会に貢献することが必要である。

新製品の開発にあたっては、新製品の企画・設計段階で品質と原価の事前検討を綿密に行って、効果的・効率的に品質保証を達成するために源流管理を十分に行う。また、新しい生産設備の導入を必要とする場合にも同様に綿密に事前検討を行い、開発の初期段階で目標とする品質、原価の作り込みを行って、本生産開始直後に発生する設計変更などを事前に防止することが大切である。

新製品を生産し販売を開始した直後には、供給者と顧客の間に意図せざる不適合が顕在化するとか、製造、検査部門において設計品質と製造品質の不具合が顕在化するといったことが起こりやすい。したがって、この時期を特に重視し、不具合に関する情報収集を十分に行い、不適合の早期是正を図るための初期流動管理を徹底して行う必要がある。

正式出図以後に発生した図面変更、試作・量産において発生した品質トラブル、初期流動管理で見出された市場で発生した品質クレームや組織内での不適合などについて、その発生原因を調査する。また、原価に関して、企画、設計、生産の各段階の原価把握を確実に行って、目標との間に乖離(かいり)がある場合はその状況を把握し、原因を調査する。さらに開発スケジュールについて、その予定と実績の差を調べ、遅れが生じている場合は、遅れの状況を把握して、その原因を調査するといった活動を行い、現在の新製品開発システムのどこに問題があるのかを分析して改善を行い、再発防止を図っていくことが大切である。

 

----------

 

色々なテキストを試してみましたが、この1冊をマスターすれば、QC検定1級合格は余裕です。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


スポンサードリンク