QC検定1級の問題を読み物形式で振り返ります。
私がQC検定1級に合格できたのは、問題を自分でまとめて何度も読み直したからかもしれません。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2019年・秋
問12
内部監査を形骸化させず、効果的な内部監査を実施するためには、適切な監査プロセスを規定し、監査員の教育・訓練を充実することが重要である。そのため、J社では下記の事項に対して留意し、内部監査のプロセスの確立と監査員の教育・訓練を行っている。
①
監査に関する計画、実施手順などの監査プロセスでの留意点
a)監査時に注目すべきプロセスや監査範囲の選定
b)監査に関するチェックリスト、報告様式の作成
c)監査結果に関する記録と報告のスケジュールの立案
d)是正計画作成の期限とそのフォローアップ計画の立案
e)監査計画から是正のフォローアップまで、監査期間全体にわたるスケジュールの確定
②
監査員の認定基準と設定手順での留意点
a)監査員を認定し登録する基準と手順の設定
b)新任監査員の教育・訓練と認定基準の設定
c)監査員に求められる分別ある行動と資質の明確化
③
監査の進め方での留意点
a)実際に手順書に従った監査を行った後で、手順に対するフィードバックを監査員に求め、監査プロセスそのものを継続的に改善していくことが望ましい。
b)監査に関する原則と、手順などの基本的な知識を身につけさせる教育を、被監査者に対しても実施することで、よりスムーズで付加価値の高い監査が期待できる。
④
監査員が精通している必要がある事項
a)監査に関する一連のプロセス
b)監査対象のマネジメントシステムの構造
c)監査に用いるチェックリストの使い方
d)色々な改善手法の特徴などの知識
e)監査基準への適合の程度を評価するための客観的証拠の集め方
f)必要によっては特殊工程などの技術的な知識
g)製品・サービスを実現するうえで必要な関連する標準類の内容
h)監査報告書の書き方
⑤
監査員の力量の維持・向上に関する評価での留意点
a)定期的な評価方法の確立と実施
b)監査プロセスでの助言、監査プロセスの理解・習熟度合などのチェック
c)監査員個人の強み・弱みの認識の程度
d)監査の知識、技能、行動など、内部監査の適用能力に関する監査での観察
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色々なテキストを試してみましたが、この1冊をマスターすれば、QC検定1級合格は余裕です。