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QC検定1級問題:055

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QC検定の合格発表はまだですので、ちょこっと今年の問題を復習します。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2019年・秋

問9

あるメーカーA社では、競合他社が多い民生用製品を製造している。現行モデルの製品において、競合他社に対して大幅なコスト高となっているものの、そのコスト高を価格へ転嫁できず、今後の利益確保が最大の経営課題となっている。

工程管理は、できばえの品質を確保するために行われ、A社でも、その一環としてQC工程図が作成されている。

QC工程図は、工程設計の段階での作業標準書の作成の基準として用いることができる。他にも、設計変更や工程変更が発生したときには、管理の変更点の把握などに使用している。

A社のQC工程図には、コストに関連する項目として、消費した資材・部品の数量、標準時間(1個あたりの加工時間と段取時間)が表示されている。A社はこれまでも、QC工程図に基づき、原価標準を作成し、標準原価管理による原価管理に努めてきた。

ただし、標準原価管理ではコスト水準を維持できても、抜本的なコストダウンまでつなげられないという難しさを感じていた。そこで、A社では競合他社に対するコスト高を解消すべく、QC工程図にある情報をコストダウンのアイデアを創出する手がかりとすることにした。

製品コストのほとんどは、製品の設計で決定される。そこで、A社ではQC工程図を活用して、製品の設計段階のコストダウン手法としてVEの活用の強化をすることとした。A社では、機能分析を行う基礎情報としてVE担当者がQC工程図を活用し、資材・部品の購入先の再検討、納入単価の交渉を行うのに役立てるのに加え、設計者自身の工程の理解が進んだおかげで、それをうまく設計に反映させ、製造コストを低減することができた。

 

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色々なテキストを試してみましたが、この1冊をマスターすれば、QC検定1級合格は余裕です。

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