アーシの毎日インプット

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QC検定1級問題:030

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QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。

3月の試験はまだ結果が出ておらず、受かっているかもしれないし、落ちているかもしれないという状況です。

どちらであっても知識を蓄えることは無駄にはなりません。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2019年・春

問12

X社は、工程で品質を作り込むことを重視し、作業標準の制定・改定とその教育・訓練の実施や、工程内での不具合の低減活動に努めている。しかし、部品・材料、設備・機械、作業者、作業環境などを常に一定にすることが難しく変化点が発生し、工程内の不具合が後工程へ流出することがあった。そのため、関係者が協議して対策案を検討し、変化点の管理として次のことを実施することにした。

工程の結果に影響するような作業手順などに変化点が発生する時点を明確にし、特別の注意を払って監視する。このことによって、工程異常を早期に検出し、必要な処置がとれるようにする。

工程に関する経営資源、作業の手順などで起こり得る変化点の洗い出しは、漏れがないように5M1Eの視点から重要な要因を抽出する。この視点は、製品・サービスの仕様や部品・材料、設備・機械、作業者などに関する条件に変更がない場合でも、工程における5M1Eが何らかの原因で変化することによって工程異常が発生した事例が多かったためである。また、過去においてどのような変化点によって工程異常が発生したかという視点から整理・検討し、変化点を洗い出す。

いつ、どこで、どのような変化点が工程で発生するかを関係者が内部コミュニケーションの一環として情報共有する。情報共有する方法として、例えば、工程の担当者の欠勤という変化点に対して誰がその作業を行うのかを白板にマグネットで表示するなど、様々な変化点を職場の見やすい場所に掲示することを励行する。

さまざまな変化点が工程に影響を与えていないことを確認する行動(例えば、設備・機械を点検した後は製品・サービスを重点的に検査する)、また、変化点による影響が工程に生じた場合に迅速に対応する行動(例えば、管理・監督者が作業の状況を確認に行く)をあらかじめ定めて実行する。そして、変化点に伴う影響によって工程異常が発生していると判断した場合は、変化点に伴う影響が拡大しないように直ちに該当作業を中止するなど必要な応急処置をとるとともに、原因追究を行う。

 

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私が試験勉強で主に使用していたテキストを紹介します。

 

上記のテキストと紐づいた練習問題はこちら。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


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