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QC検定1級問題:022

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3月にあるQC検定1級の試験に合格するために、品質管理を学習中です。

QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2018年・春

問10

J社は次のように安定した良いプロセスから安定した良い品質を生み続けるため、プロセス保証を重視した取り組みを実践している。

プロセスが意図したアウトプットを生み出すために、関連する機能、階層、プロセスにおいて品質目標を明確化し、故障モードの上位アイテムへの影響を解析する工程FMEAを用いて、プロセスで品質を作り込むための工程設計を行っている。

製造部門は、設計部門が示したねらいの品質に合致した製品を、経済的に、納期どおり生産し、顧客に提供している。プロセス保証を行うためには、正しい作業をするための完成度の高い作業標準を作成することと、管理すべき品質特性と管理項目を決める必要がある。これらを明確にし、プロセスの流れに沿って誰が、いつ、どこで、どのように管理したらよいかを一覧表にまとめたQC工程図を作成してプロセスを管理することで、できばえの品質を実現している。

現場の管理・改善活動を行うための基本事項として、5Sの実践や管理のサイクルを着実に回すことが必要である。これらを確実に実行するために、プロセスにおける問題、課題、その他のさまざまなことを、いろいろな手段を使って明確にし、関係者全員が認識できるように見える化を進めている。

常に管理された状態を維持するため、ファクトコントロールにより事実を示すデータで実態を把握し、統計的手法を活用して解析を行い、アクションに結びつける取組みを推進している。プロセスが異常と判断されたときの異常処置では、直ちに一時的に異常が発生した工程に応急処置をとり、さらになぜなぜ分析を活用して真の原因を究明し、再び同じ原因で問題を発生させないための恒久処置を行うことで再発防止を図っている。

プロセス保証をするための要は人であり、正しい作業をするために作業標準や工程異常報告書などを用いて教育・訓練を行い、現場で働く人々の品質意識を高め、作業のばらつきを抑えるとともに、ヒューマンエラー防止のためのエラープルーフや設備の自動化を取り入れている。

 

 

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過去問の出典はこちらです。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


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