今回は自分の学習用です。
応用情報技術者試験の試験日（10月10日）までは、誰かに読ませるつもりのない自分の学習用の記事が増えると思いますがご了承ください。
■ハイブリッドとは
公開鍵暗号方式の短所を共通鍵暗号方式と組み合わせることで補う暗号方式。
平文を共通鍵で暗号化し、その共通鍵を公開鍵暗号方式で暗号化する。
共通鍵は平文と比べてファイルサイズが小さいため、平文を全て暗号化するよりも共通鍵を暗号化した方が処理時間を減らすことができる。
■ハイブリッド暗号の手順
①送信者は平文を共通鍵を使って暗号化し、暗号文を作成する。
なお、共通鍵は自動的に生成したものを使う。
②送信者は共通鍵自体を平文とし、受信者の公開鍵を使って暗号化して暗号化した共通鍵を作る。
③送信者は①の暗号文と②の暗号化した共通鍵を受信者に送る。
④受信者は受信者の秘密鍵を使って②の暗号文を復号し、共通鍵を取り出す。
⑤受信者は④の共通鍵を使って①の暗号文を復号し、平文を取り出す。
■ハイブリッド暗号の特徴
①共通鍵暗号方式の長所である「処理速度が速い」を活かしつつ、短所の「鍵の配布が手間」を穴埋めする。
②公開鍵暗号方式の長所である「鍵が少なく鍵の配布が容易」を活かしつつ、短所の「処理速度が遅い」を穴埋めする。
