応用情報技術者試験の試験日まで、試験に向けて、ちょっと難しいところを応用情報技術者試験の過去問を基に文章にしていきます。
試験に向けて最後の追い上げです。
ユーザビリティの評価手法
今回はユーザーの使い勝手を測るユーザビリティの評価手法を5つ紹介します。
①②③が利用者の立場からの評価、④⑤が専門家の立場からの評価です。
①アンケート(質問紙法)
専門家が用意した質問用紙を多数の利用者に配布し、記入してもらった回答を分析することで評価する手法。
②回顧法
被験者にタスクを実行してもらい、専門家がその行動を観察し、事後の質問への回答とともに分析する手法。
③思考発話法
被験者にタスクを実行してもらい、その操作を行っている間、考えたことや感じたことを口に出してもらうことで利用者の感じ方や思考を分析する手法。
④認知的ウォークスルー法
複数の専門家が、設計仕様書や紙のプロトタイプを見ながら、対象となるユーザの行動をシミュレーションしていくことで問題点を明らかにしていく手法。人の認知過程を基準にする。
⑤ヒューリスティック評価法
複数の専門家が、設計仕様書や紙のプロトタイプを見ながら、既知の経験則に照らし合わせて問題点を明らかにする手法。ヒューリスティックとは「経験則」の意で、専門家の経験則を基準にする。