今回から暗号化の話に入っていきます。
それでは、学習スタートです!
■OAuth(Open Authorization)
権限の認可を行うためのオープンスタンダード。
ID連携を行うための技術仕様で、複数のサービスを利用する際にIDとパスワードの再入力をせず、シームレスに利用できるようにする。
2012年に標準化されたOAuth 2.0が最も普及している。
■DES(Data Encryption Standard)
共通鍵暗号方式によるデータ暗号化のアルゴリズム。
1977年にアメリカが政府標準の暗号化方式に採用した。
データを64bit単位で暗号化する。
現代では危殆化しており、AESに取って代わられている。
■AES(Advanced Encryption Standard)
共通鍵暗号方式によるデータ暗号化のアルゴリズム。
2001年にアメリカが政府標準の暗号化方式に採用した。
データを128bit単位で暗号化し、鍵のサイズは128,192,256bitの3種類から選ぶことができる。
■RC4(Rivest Cipher 4)
1987年に開発されたストリーム暗号方式。
広く使用されていたが、近年では危殆化しており、利用は非推奨となっている。
ストリーム暗号とは、平文をビットやバイト、あるいは文字ごとに暗号化する暗号方式であり、キーストリームと呼ばれる疑似乱数を暗号鍵として使用し、ブロック暗号よりも処理を単純化できるため処理が早く、暗号化してもデータサイズが増加しないメリットがある。
■ECB(Electronic Code Book)
ブロック暗号の運用モードの一つ。
平文をブロックごとに区切り、暗号化する方式。
各ブロックが独立しているため並列で処理が可能で高速だが、暗号の強度が低く、利用は推奨されない。
略語ノックは主に午前Ⅱ対策に有効です。