QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。
3月の試験はまだ結果が出ておらず、受かっているかもしれないし、落ちているかもしれないという状況です。
どちらであっても知識を蓄えることは無駄にはなりません。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2019年・春
問11
①
当社が従来実施している部門別管理では業務分掌規定をもとにして責任と権限が定められてきたが、世の中の変化が速まるにつれ改定の追随ができにくくなってきていた。それに加えて、いわゆる部門の壁も厳然として障害となっている。各部門が協力して、機能別管理を導入しなければならない時期がきている。
②
機能別管理を効果的に展開するためには、機能別委員会が必要である。機能別委員会は関連する部門の役員で構成することとする。委員長には当該機能にもっとも関係の深い部門の役員を任命すべきであろう。委員会の事務局は委員長と同じ部門が担当し、委員長は、関係する部門の役員を委員として招集し、毎月1回委員会を開催することとする。
③
機能別委員会では、より上位となる経営会議において特定された、機能別の課題と目標の達成に向けて、方策の具体化と対応する部門の分担、計画の立案、進捗状況確認ならびに達成度評価を行い、必要な処置を決定することとする。部門の役員は部門長でもあるので、責任をもって分担分を遂行しなければならない。
④
機能別委員会からの課題は関係する部門で分担することにより、いわゆる部門の壁の取り払いが進み、一体感が感じられるようになれば成功といえる。ともすると部門の利益を優先していた風潮から、他部門と連携して全社的利益を優先する姿勢が明確になれば、機能別管理の一つの効果と言えるであろう。
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私が試験勉強で主に使用していたテキストを紹介します。
上記のテキストと紐づいた練習問題はこちら。