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QC検定1級問題:040

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9月のQC検定1級の試験に向け、2013年・2014年の過去問を中古で買ってきましたので、それらの文章題を読み物にしています。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2013年・秋

問9

A社の現状

従業員150人ほどの中小企業であるが、大企業のような全社的品質管理組織は作らず、社長と一部の役員が分担して、その役員を中心に総務・営業・技術・製造という組織の役割を全うすることで、経営してきた。ただし、品質保証には創業者である社長の思いもあって、年は若いが大学で“経営工学”を学んだ創業者の長男を責任者に抜擢し、営業・技術・製造を統括する責任者にするとともに、“品質管理推進責任者”を兼務させている。

しかし、経営環境が変わったこと、“品質管理推進責任者”が他の先輩役員に遠慮して意見を言いがたいこともあって、共通の認識を得られないまま、問題解決が停滞している状態であった。

そこで、“品質管理推進責任者”は、“従業員教育の実施”と“方針管理の導入”を決意して社長に提案し、社長とともに親会社のTQM推進室の管理職であるあなたに、指導と支援の要請に来られた。あなたが上司とも相談の結果、会社としてはTQM推進室が支援することになった。

(1)

“品質管理推進責任者”は、QC・SQCにも詳しく、問題解決は自らできるし、指導もできる。

(2)

総務の責任者は、創業以来の社長の右腕と言われる人で、法律と経理・営業に詳しい優秀な、頼りになる人である。

(3)

他の役員は、現場で職人から叩き上げられた、この企業にとって欠かせない固有の技能を持った優秀な人たちである。

(4)

従業員には、定年間際の高齢者も多いが、30代から50代が全体の6割を占める、働き盛りの労働意欲も非常に高い人々の集団といえる。

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支援のための実施の流れ(以下の5つの手順の並び替え)

手順2→手順1→手順3→手順5→手順4

 

手順1 役員と主だった社員による“役員研修会”を開催する。

社長自らがねらいを話す。(会社の置かれた環境・今の問題・会社を将来どうしたいのか)

“品質管理推進責任者”が計画を説明する。

役員会として導入の意思決定をするとともに、会社のありたい姿を共通認識する。

初めてのことで、解らないことが多いので、研修会終了後に次の計画を決定する。

 

手順2 トップの意思固めをする

あなたと、社長と“品質管理推進責任者”と話し合って導入計画を立案する。

役員研修会の開催計画を立てる。

従業員への説明会開催計画を立てる。

方針管理の導入決定時期の計画を立てる。

 

手順3 管理者・監督者の問題解決力を向上する

“品質管理推進責任者”自らが、自分の言葉で管理者・監督者に教育する。

管理者→監督者→一般従業員の順番で、上司が指導者になって教育することが望ましい。

 

手順4 “方針管理の仕組みの構築”と“帳票類の整備”と徹底の実施。

親会社の、150人規模の部の方針管理運用の仕組みを参考に、A社の仕組みを構築する。

初めは、職場の比較的大きな問題解決から取り組むことにして、帳票類は数年の実務経験を経たのちに見直す。

初年度は、管理者が方針管理を施行実施。監督者は実施の補佐として、勉強しながら手伝い、本格導入は翌年度からとする。

方針の進捗は、既存の会議体である月例の生産会議(全管理職以上が出席)の場で行うことにする。

 

手順5 一般社員の問題解決力向上教育の実施。

問題解決の手順と簡単なQC手法を、上司が実際の問題解決活動を通して指導する。

優秀事例は表彰するとともに、全従業員に聞いてもらう。

 

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ちょっと数字に強くならないとQC検定1級は難しいです。

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