3月にあるQC検定1級の試験に合格するために、品質管理を学習中です。
QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2017年・秋
問15
JIS Z 26000:2012(社会的責任に関する手引)では、組織が社会的に責任ある行動に取り組み、実践するにあたっての包括的な目的は、持続可能な発展に最大限に貢献することであり、組織は以下の7つの原則を尊重すべきとしている。
①説明責任:
組織は、自らの決定および活動が社会、経済および環境に与える影響について、影響を受ける人々や社会に対する報告と、組織の支配権をもつ株主や規制当局に対して説明する責任を負っている。
②透明性:
組織は、自らの決定および活動が社会および環境に対する既知および起こり得る影響を含めて、自らが責任をもつ方針、決定および活動について、適切かつ十分な程度まで、情報を開示すべきである。
③倫理的な行動:
組織は、人々、動物、環境に対する配慮と自らの活動と決定がステークホルダーの利害に与える影響を対処するにあたって、正直、公平および誠実という価値観に基づいて行動することが求められる。
④ステークホルダーの利害の尊重:
組織は、一般の個人またはグループを含めたさまざまなステークホルダーに及ぼす利害を尊重し、考慮して対応すべきである。
⑤法の支配の尊重:
この考え方はいかなる個人、組織、政府も法を超越することはないことを認識し、組織はすべての関連法令および規制を把握して、これらを順守しなければならない。
⑥国際行動規範の尊重:
組織は、法律だけでなく、国際的に通用している規範も尊重すべきである。
⑦人権の尊重:
組織は、重要性と普遍性をもつ人権を尊重すべきである。
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過去問の出典はこちらです。