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QC検定1級問題:014

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3月にあるQC検定1級の試験に合格するために、品質管理を学習中です。

QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2017年・秋

問10

ある製品の欠陥が原因で生じた人的・物的損害に対し、製造者が負うべき賠償責任が製造物責任(PL:Product Liability)である。日本では、製造者の無過失責任を定めた製造物責任法(PL法)が1994年に公布され、翌年から施行され現在に至っている。

PL法で"欠陥"とは、「当該製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう」と定義される。一般に、製造物の設計自体の問題で安全性を欠いた設計上の欠陥、製造物が設計や仕様どおり製造されなかったため安全性を欠いた製造上の欠陥、そして製造物から除くことが不可能な危険に対してその危険に関する情報を与えていない、取扱い説明書記述の不備など指示・警告上の欠陥を指す。

製造物に欠陥があるとされた場合でも、その製造物を製造者が引き渡す時点で最高の科学および技術水準をもってしてもその欠陥が認識できなかったことが証明できれば、製造者は免責となる。これが開発危険の抗弁である。

原則として損害賠償の請求権は、損害および損害義務者を知った時点から3年の消滅時効、または製造物引渡し時点から10年除斥期間により消滅する。

PL法の施行により、製造者は製造物責任問題が発生しないよう、製造物責任予防(PLP:Product Liability Prevention)と、製造物責任防御(PLD:Product Liability Defense)の活動を重視している。家電メーカーDでは、販売店の店員向けに製品の顧客に対する使用方法説明のための講習会を行ったことは、PLPの活動に該当する内容である。

 

 

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過去問の出典はこちらです。

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【頭を鍛える迷路集】


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