9月のQC検定1級の試験に向け、2013年・2014年の過去問を中古で買ってきましたので、それらの文章題を読み物にしています。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2014年・春
問13
①
ある企業では、経営活動の目的を“価値の高い製品・サービスを作り出し、顧客(使用者・消費者)の満足を得ると同時に社会への貢献を行った利益を確保し、企業の存続・発展を図っていく”こととして企業経営を行っている。しかし、経営活動の目的を効果的かつ効率的に達成することを目指して行っているものの、現実にはなかなか思うようにいかず、生産活動においていろいろな問題が発生していた。
②
生産活動において発生した問題を調査した結果、次のものが挙げられた。
a)製品の品質が顧客のニーズに十分応えていない(品質)。
b)製品の品質が悪く、作りなおし、手直し、廃棄などが多い(品質)。
c)製品のコストが高い(原価)。
d)生産量が思うように確保できない(量)。
e)生産期間が長い(時間)。
③
これらの問題の解決のために改善活動を行うことになったが、例えば上記②のc)“製品のコストが高い”に対して“具体的には何が問題なのか”という疑問が出た。関係者の議論では、各問題の末尾( )内に記入している生産活動の結果である製品の品質、原価、量、時間(生産期間、納期など)に関して、経営活動の目的から定まるそれぞれのあるべき姿に対して、それらが満たされていないことにより問題が発生しているという意見が多く出た。
④
上記②のa)、b)のように、品質がよくないために顧客に迷惑をかけている、また不適合品の廃棄などで損失が大きく利益が思うように上がらないということであれば、品質に関して経営活動の目的から定まるあるべき姿と生産活動の結果から得られた現状の品質とのギャップをテーマにして改善活動を実施することとした。
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最新の過去問でも勉強しましょう。