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QC検定1級問題:016

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3月にあるQC検定1級の試験に合格するために、品質管理を学習中です。

QC検定1級の過去問を読み物に編集しました。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2017年・秋

問12

組織では、組織目標を達成するために、開発・設計、生産技術、製造、購買、販売、営業などの部門を設置して事業活動が行われるが、部門別管理の弱点として、組織の壁により、多くの部門に関係する重要な問題や課題の解決が困難となることがある。これらの解決策の一つとして、1960年代に、"部門という縦糸に、機能という横糸を入れて組織のマネジメント力を高める"手法として生まれてきたのが機能別管理である。

組織の運営管理で基本となる機能は、一般的にはQ、C、D、すなわち品質保証、原価管理、生産・納期管理であるが、新製品管理、安全管理、人事管理、環境管理などもある。機能別管理は、機能ごとに運営管理に責任をもつ委員会(例えば、品質保証員会とか品質機能会議)などを設けて、部門横断的なマネジメントシステムを構築し、組織全体で目的を達成していく管理活動である。

機能別管理の運営にあたる委員会の委員長は、当該昨日の担当役員が担当し、メンバーは他機能の担当役員あるいは部長クラスが担当するのが一般的である。また、委員会活動の事務局を必ず設置する。事務局は当該の問題に一番深くかかわっている部門(例えば、品質保証なら品質保証部)が担当する場合が多い。規模の大きな組織では、機能ごとに委員会を設けている場合もあるが、小規模の組織では一つの委員会内で内容を分けて運営していることもある。委員会の運営にあたって、委員長は全社的視野で判断・行動し、各メンバーは部門の利益代表者とならないことが大切である。

品質保証、原価管理、生産量管理などの機能ごとに、組織としての方針や目標を設定し、各部門の業務に展開して、部門横断的な連携と協力のもとに各部門の方針管理や日常管理の中で目標達成のための活動を実施する。

機能別管理の展開により、"役員・管理者の視野が広くなり、全社的視点で考え・行動できる" "部門間の連帯感が高まる" "下部組織からの提案が出やすくなり、ボトムアップが図れる"などの効果が期待できる。

 

 

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過去問の出典はこちらです。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


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