9月のQC検定1級の試験に向け、2013年・2014年の過去問を中古で買ってきましたので、それらの文章題を読み物にしています。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2014年・春
問15
製造メーカーT社は、新規事業参入案の決定のために、投下資本税引後利益率と経済的利益を用いて検討しようとしている。
①
T社の直近の決算データでは、税引後営業利益が254万円、有利子負債が285万円、自己資本が985万円となっている。これをもとに、投下資本利益率は20%、経済的利益は127万円となった。なお、投下資本税引後営業利益率と経済的利益の計算式は以下のとおりとし、加重平均資本コストは10%とする。
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・投下資本税引後営業利益率(%)=税引後営業利益率÷投下資本×100
・経済的利益=税引後営業利益-投下資本×加重平均資本コスト
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②
T社は、新規事業参入案を採択するか否かについて検討を始めた。その新規事業参入案は投資額750万円、見込まれる税引後営業利益は90万円/年である。このプロジェクトを採択した場合のT社の投下資本税引後営業利益率は約17%、経済的利益が142となる見積もりとなった。これにより、T社はこの新規事業参入案を採択することとした。なお、この投資に関わる資金は全額増資に依存しているが、増資後の加重平均資本コストは10%のまま変わらないものとする。また、T社の既存事業から得られる税引後営業利益は、今後も254万円得られると仮定する。
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今回の問題、「142」の後に万円が抜けている気がします・・・
最新の過去問でも勉強しましょう。