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QC検定1級問題:006

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QC検定1級の資格を取るために学習中です。

過去問を読み物に編集しました。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2017年・春

問10

企業における新製品開発は、持続的な発展のために重要な役割がある。これまで蓄積した技術を積み上げることにより、製品を開発することで、さらなる成長につなげる活動である。

A社ではモバイル製品を開発・製造しており、以下のように新製品開発を行っている。

新製品開発にあたり、今後モバイル製品にはどのようなニーズがあるのか市場調査を行い、製品ポートフォリオを用いてマーケットシェアと成長性の面から検討し、携帯性を重視した超薄型の製品を開発することにした。

超薄型設計のためのノウハウを設計基準に基づいて具現化し、マーケティングミックスの4P(製品・価格・プロモーション・流通)について検討を行い、製品化を明確にした。

そしてモックアップ品によるデザインレビューを繰り返し、全部門への製品化の取組みを展開することで完成度を高めるとともに、品質機能展開などを活用して規格品質の向上活動を行っている。

これまでにない薄型の開発にあたり、強度、変形など技術的な課題をクリアするためFMEA手法を用いて、専門家による検討と改善を行い、信頼性の向上を図り設計品質を高めている。

さらに、製品の機能とあわせて効率を高めるための性能向上や、消費電力を抑えたエコ設計に取り組むことで環境保全にも配慮している。

試作品によって、信頼性試験による評価を行うとともに、製品の完成度を確認し、顧客要求を満足するための設計検証を行って、その妥当性を確認している。

製品の量産化にあたっては製品審査による評価を受け、さらに完成度を高めるとともに、製造メンバーの教育・訓練を行い、製品知識と作業標準についての理解を確実にすることで製造品質を確保し、製品のばらつきを最小限度に抑えている。

量産に引き継いだ後、2か月間の初期流動管理を行うことにより、品質の安定を確認することで、市場での不具合の発生を防いでいる。

 

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過去問の出典はこちらです。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


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