情報処理安全確保支援士の試験合格を目指し、毎週略語に重点を置いて取り上げます。
それでは、学習スタートです!
■ITIL(Information Technology Infrastructure Library)
ITサービスマネジメントにおける業務プロセスや管理手法を体系的に整理した書籍群。
V2、V3、2011、4が普及している。
V2はプロセス個々に着目して解説している。
V3はライフサイクルに着目して解説している。マイナーチェンジ版としてITIL2011が存在する。
4は人、製品、パートナー、プロセスを4次元モデルとして解説している。
一般に、ITILと言った時はITILV2に登場するサービスサポートおよびサービスデリバリの書籍を指す場合が多い。
■BCP(Business Continuity Plan)
事業継続計画。
危機、災害などにおいて、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業を継続または早期復旧を行うための計画。
平常時に行うべき活動や、緊急時における事業継続のための方法や復旧方法などを定義する。
■BCM(Business Continuity Management)
事業継続管理。
組織を存続させることにおいて、重要度の高い事業やサービスを優先的に継続・復旧させるための管理。
ビジネスインパクト分析(BIA)を行い、中断時の損失金額を算出するとともに、復旧の優先度や目標を設定する。
設定した目標を実現するための計画をBCPとして策定し、策定したBCPを適切に行うための訓練やBCPの見直しを行う。
■BCMS(Business Continuity Management System)
事業継続マネジメントシステム。
BCMに関する規格。
■JIPDEC(Japan Information Processing Development Corporation)
一般財団法人日本情報経済社会推進協会。
情報処理産業の発展に寄与することを目的で設立された。
BCMS適合性評価制度を運用している。
2003年度までは情報処理技術者試験の指定試験機関であった。
私も今年は試験を受ける予定です。