9月のQC検定1級の試験に向け、2013年・2014年の過去問を中古で買ってきましたので、それらの文章題を読み物にしています。
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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。
【問題】
2013年・秋
問8
JIS Z 9015-1(計数値検査に対する抜取検査手順―第1部)では、まず、ロットサイズと検査水準からサンプル(サイズ)文字が決まる。次に適用する検査のきびしさを指定した抜取方式の抜取表において、サンプル文字とAQLの組み合わせで、抜取検査方式(n,Ac,Re)が決まる。
ある製品に、この検査を適用し、ロットサイズ2,500、検査水準Ⅱ、なみ検査で、AQL1.0%のとき、サンプル(サイズ)文字K、サンプルサイズn=125、合格判定個数Ae=3となった。
これに対してロットサイズ、検査水準、検査のきびしさ、AQLなどを変更すれば、サンプルサイズ、合格判定個数がどのように変化するかを検討した。
①
検査ロットの形成方法を変え、ロットサイズを5,000に変更し、検査水準Ⅱ、なみ検査、AQL1.0%は元のままとしたとき。
サンプルサイズn,合格判定個数Anとも大きくなる。
②
検査のきびしさを、なみ検査からきつい検査に調整し、ロットサイズ2,500、検査水準Ⅱ、AQL1.0%は元のままとしたとき。
サンプルサイズnは変わらないが,合格判定個数Anは小さくなる。
③
検査のきびしさを、なみ検査からゆるい検査に移行し、ロットサイズ2,500、検査水準Ⅱ、AQL1.0%は元のままとしたとき。
サンプルサイズn,合格判定個数Anとも小さくなる。
④
検査のきびしさを、なみ検査からゆるい検査に移行し、生産量の増加に応じてロットサイズを10,000とした。検査水準ⅡとAQL1.0%はそのままとしたとき。
サンプルサイズnは減るが,合格判定個数Anは変わらない。
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ちょっと数字に強くならないとQC検定1級は難しいです。