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QC検定1級問題:008

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QC検定1級の資格を取るために学習中です。

過去問を読み物に編集しました。

 

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※試験では赤字の箇所が選択肢問題として出題されています。

 

【問題】

2017年・春

問12

A社は、従業員50人の精密加工メーカーでNC旋盤を用いて金属部品の加工を行っている。熟練工が多く、担当するNC旋盤の保守、NCプログラムの作成、段取り・加工という一連の作業のすべてをひとりで担当している。熟練工の高齢化が進み、若手の育成と技能の伝承を図るため、作業の標準化を進めることとなった。

効果的・効率的な組織運営を目的として、一連の作業について共通に、かつ繰り返して使用するための取決めを定めて活用する活動が標準化である。

A社が今進めようとしている作業の標準化は、無秩序な複雑化を防ぎ、生産性向上、コストの低減、技術や業務の蓄積と伝承などをねらった社内標準化の中の、作業標準書の作成・改定に相当するといえる。

NC旋盤とはいえ、作業に関する暗黙知が多々あり、熟練工は技能や作業のコツに頼って作業を行っている場合も多く、そのためいくつかある作業標準書は形骸化しているケースもある。作業標準書の見直し・改定を行う際に留意すべき点は、日常業務の多忙などを口実に改定が進まないことが予想されるので、当該作業の熟練工から技能や作業のコツを十分に聞き取る時間の確保に配慮することである。

例えば、NCプログラムの作成は、各熟練工の熟練の度合いによって作成ステップ数に差異があり、標準化の重要な目標の一つである製品品質の安定に大きく影響している。日常作業の中で密にコミュニケーションをとりながら伝承教育を行う職場内教育があるが、長年かけて身に付けた作業のコツを熟練度の低い若手に理解できるように表現すること、すなわち形式知化することは非常に難しいことを認識しておくべきである。また、コツが暴かれ標準化することにより自らの存在価値に危機感をもつ熟練工が、非協力的な姿勢に転じる可能性があることも考慮すべきである。

 

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過去問の出典はこちらです。

【アーシの原点】

【頭を鍛える迷路集】


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