今回も情報処理安全確保支援士の試験勉強の内容をアウトプットをしていきます。
勉強に使ったのはこちら
章の終わりにあるCheck問題に私なりの答えで解答していきます。
今回は7.9章:可用性対策のCheck問題です。
【Q1】可用性を向上させる対策にはどのような種類があるか。
二重化や冗長化という考え方で、情報システムを構成する設備・回線などの予備を確保しておく。
障害などの発生時において、瞬時に予備システムへの切り替えができることをホットスタンバイ、通常は予備システムを切り離した状態としておき、一定時間を経てから予備システムと切り替えることをコールドスタンバイと呼ぶ。
【Q2】RAIDにはどのような種類があるか。
①RAID レベル0
データを複数のディスクにストライピングする方式であり、データの保全性や冗長性はない。低コストで高速な伝送を要求されるような場合に適した方法ではあるが、通常RAID0単体で用いられることはなく、あくまでも考え方として浸透している。
②RAID レベル1
同じ内容を二つのディスクに同時にコピーする方式で、ディスクミラーリングとも呼ばれる。二つのディスクが同時に障害を起こさない限りデータは安全であり、冗長性においては最も優れた方法。
③RAID レベル2
データをビット単位で分割するとともにハミングコードによるパリティ計算を行い、一つ又は複数のディスクに保存する方式。冗長性は高いが、データをビット単位で分割していることによりディスク自体のエラー訂正機構が使用しにくい問題がある。
④RAID レベル3
ディスクをバイト単位で分割して複数のディスクに保存し、パリティデータはパリティ専用のディスクに書き込む方式。パリティディスクは通常アクセス時には使用せず、シーケンシャルアクセスが高速に行えるため、画像処理アプリケーションなどに使用される。
⑤RAID レベル4
データをブロック単位で分割して複数のディスクに保存し、パリティデータは専用のディスクに書き込む方式。複数の読み込み操作と一つの書き込み操作は同時進行が可能。
⑥RAID レベル5
データをブロック単位で分割して複数のディスクに保存し、パリティデータも複数のディスクに分散して書き込む方式。パリティデータを記録する特定の1台の負荷を減少させることができ、バランスのとれた方法。
⑦RAID レベル6
2通りの方法で計算したバリティを別々のハードディスクに保存する方式。同時に2つのディスクが故障した場合でもデータの安全性が確保できる。
【Q3】クラスタリングシステムとはどのようなシステムか。
複数のコンピュータを相互に接続していながら利用者に対してはあたかも1台のコンピュータであるかのように振る舞う技術。
フェールオーバー型クラスタ・負荷分散型クラスタといったクラスタがある。
私が使っているのは2022年版のテキストですが、2024年版も出ています。