情報処理安全確保支援士の試験合格を目指し、隔週で略語に重点を置いて取り上げます。
それでは、学習スタートです!
■UDP(User Datagram Protocol)
OSI参照モデルのトランスポート層に位置する、コネクションレスのデータグラム通信を行うプロトコル。
TCPのような確認応答の仕組みはなく、直接データグラムが送出される。
■ICMP(Internet Control Message Protocol)
IP通信において発生したエラー関連の情報や制御メッセージを通知するためのプロトコルでコネクションレスの通信を行う。
ICMPの内容はタイプとコードの組み合わせで決まる。
例えば、タイプ3は宛先到達不能、タイプ8はエコー要求を示す。
■POP3(Post Office Protocol Version 3)
TCP/IPにおいて利用者端末がサーバから電子メールを受信するために用いられるプロトコル。
受信したメールの全データが利用者端末にダウンロードされる。
メールの受信に際し、メールサーバとの間でユーザ認証で認証情報がネットワークを平文で流れる、メール本文などの受信データもネットワークを平文で流れる、といった脆弱性が指摘されている。
■IMAP4(Internet Message Access Protocol Version 4)
利用者端末がサーバから電子メールを受信するために用いられるプロトコル。
選択したメールだけを利用者端末に転送する機能、サーバ上の電子メールを検索する機能、電子メールのヘッダだけを取り出す機能などがある。
■SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
TCP/IPにおいて電子メールの送信に用いられる標準的なプロトコル。
メールの投稿や中継がすべて同じ仕組みで行われている、メールの投稿にあたってユーザを認証する仕組みがない、といった脆弱性が指摘されている。
今回はメール周りがでてきましたが、時間はメール送受信の本番です。