先日、初めて数百人月規模の案件の見積りをしました。
3日で。
システム開発の見積りは実際に開発を始めてみると新たに必要な機能に気付いたりすることが多いので、
要件定義→基本設計→詳細設計→実装・単体テスト→結合テスト→システムテスト→受け入れテスト
といった、工程単位で見積もって契約することが多いです。
しかし、今回は基本設計~システムテストの一括の見積りでした。
最終的には工程ごとに見積りしなおすことになるので、今回の見積りが直接契約になる訳ではないのですが、
最初の一括見積りでお客様の予算取りが決まってくるため、ある程度正しい見積りをしないといけません。
各工程でどのような作業が必要かを洗い出し、機能ごとにどのような開発をする必要があるかをリスク低~大までで見積る。
というのを3日でやりきりました。
結果としては全工程を合計すると数百人月になりました。
今回初めて数百人月規模の案件の見積りをしてみて一番驚いたのは、2人×3日の6人日ほどで数百人月という規模の見積りのベースをはじき出したことです。
これから上司やお客様と会話をして、見積りがもっと揉まれることになるのでしょうが、ベースとなる部分をほんとに3日で結論出していいの!?と焦るくらい雑な見積りしかできませんした。
正式に受注していないとはいえ、大規模開発の見積りがこんなに雑でいいのか不安になってきます。
なお、私の見積りが正しかったかどうかは来年の秋くらいにはわかることになると思いますが、私がプロジェクト運営を直接担当しない見込みですので来年の秋には見積もったことすら忘れていそうな気がします。
以上、『ほんとに大丈夫?大規模開発』と心配になる見積り経験でした。
このあと偉い人やお客様でしっかり見積りを揉んでもらえること、工程ごとにしっかりと再見積りできることを期待します・・・