4/5から、大阪・兵庫・宮城の一部の地域でまん防が適用されました。
結局まん防って何ができるのでしょうか?
まん防の正式名称はまん延防止等重点措置
常用漢字でないまんの字まで正式に書くと蔓延防止等重点措置となります。
コロナ対策の一つとして話題になっている法律ですが、どのようなタイミングでどのような効果をもたらすことができる法律なのでしょうか?
まず、どのようなタイミングで適用されるのか。
まん防が適用されるのは感染症の感染状況がステージⅢに相当する場合を目安としています。
ちなみに、緊急事態宣言が発令されるのはステージⅣ相当の場合を目安としています。
なお、ステージⅢと判断される目安は下記の通りです。
(※1)ステージIII:感染者急増段階 (感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階)
続けて、まん防の適用範囲です。
都道府県が、市区町村単位に適用できます。
緊急事態宣言は国が都道府県に対して発令していたため、規模が一回り小さくなっています。
続けて、まん防でどのようなことができるのかです。
できることは主に5つ
・営業時短要請
・営業時短命令
・休業要請
・施設使用停止要請
・外出自粛要請
営業時間の短縮のみは命令できますが、他の項目については都道府県が要請することのみが可能です。
ただし、正当な理由なく要請に応じない場合は20万円以下の過料の支払いが求められる場合があります。
緊急事態宣言でもそうでしたが、あくまでも国民の協力を求める形の制度になります。
まん防が発令されることにより、多くの人が感染防止に協力できるといいですね。
ちなみに、このまん防、緊張感をあまり感じない名前であるためかニュースでは他の呼び方がされる機会も増えてきましたね。