妊娠していることを判断する妊娠検査薬。
赤ちゃんが見えるようになる前から妊娠していることを確認できるのですが、なんでわかるのでしょうか？
妊娠検査薬は尿に含まれるhCG（ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン）の濃度に反応する仕組みになっています。
市販されている商品で違いはありますが、一般的にはhCG濃度が50mIU/mL以上に達していれば妊娠していることを示す「陽性」反応が現れます。
妊娠4週目頃から尿に排出されるようになり5週目であれば、かなりの確率でhCG濃度が50mIU/mLを超えます。
また、朝は分泌量が多い傾向にあるため、早めに妊娠を確認したいのであれば妊娠検査薬は朝起きたらすぐ使いましょう。
ここで気になるのはhCG（ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン）とは何かということです。
hCGは受精卵が着床すると胎盤の中で生成されるホルモンで、男性や妊娠していない女性は基本的には0～3mIU/mL程度しか尿に排出されせん。
これが妊娠初期では50～100mIU/mL程度の分泌
妊娠3ヶ月頃になると平常時の数千～数万倍となる5000～200000mIU/mL程度の分泌
安定期に入ると1000～50000mIU/mL程度の分泌
という感じで乱高下していきます。
hCG（ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン）の分泌量を見ると妊娠中は平常時と全然違うし安定していないということがよく分かりますね！
